後藤 由紀(ゆっきー)

  スペイン語学科の学生だった20歳の時にメキシコの幼稚園で働く機会を得る。その1年間の経験から子どもの素晴らしさに目覚め、以来何らかの形で子どもにかかわってきた。

 

 大学卒業後、通信教育で小学校教諭の免許を取得し、児童館職員、公立小学校教諭、オルタナティブスクール教員、学童保育指導員などの職を経験。どの職場でも、子どもたちとの充実した日々を送りながらも(子どもが育つ上で何かもっと大切なことがあるはず)と、すっきりしないものを感じていた。

 

 探し求めるうちにサドベリーバレースクールについて書かれた書籍『世界一素敵な学校』と出会い、衝撃を受ける。(こんな学校が作れたら!)のわくわくに従って2014年3月にサドベリーバレースクールでの研修に参加。学校全体に流れる自由で暖かい空気や、スタッフや在校生、卒業生たちとのインタビューなどに背中を押され、2015年4月から静岡県浜松市にて「デモクラティックスクール び~だ」を立ち上げ、今に至る。

 

そして、約4年間のび~だでの子ども達とのかかわりの中で、現在はサドベリー教育を参考にしつつも、その場に求められる言葉や動きをしていきたいと、感覚を澄ませるようにしている。

 

 誰もが世界でたった一人の自分について知り、自分がわくわくすることをやっていくことが、おのずと全体の役にたち、全体の幸せへとつながっていくと思っている。